「日本に到着してから、ゆっくり内見して決めたい」
海外から日本へ引っ越す場合、このように考える方は少なくありません。
しかし、賃貸物件の募集状況は日々変化しています。特に東京など物件の動きが早いエリアでは、気になっていたお部屋が数日後には募集終了になってしまうこともあります。

今回は、海外から日本のお部屋を探す際に知っておきたい、内見前の審査や物件確保の進め方をご紹介します。
来日後の内見では間に合わないことも
例えば、来月日本へ到着する予定の方が、気になる物件を見つけたとします。
「来日してから内見をしたい」と考えていても、その間に別の方から申し込みが入り、次の入居者が決まってしまう可能性があります。
賃貸物件は、原則として申し込みの早い方から審査が進みます。条件の良い物件や家賃相場より割安な物件、駅から近い物件などは、募集開始から短期間で決まることも珍しくありません。
そのため、海外からのお部屋探しでは、来日を待たずに準備を進めることが重要です。

1.海外審査に対応している物件を選ぶ
すべての賃貸物件が、海外からの申し込みに対応しているわけではありません。
物件によっては、申し込み時に日本国内の住所や電話番号、勤務開始後の書類などを求められることがあります。一方で、パスポートや在留資格に関する書類、雇用条件通知書などを提出することで、海外にいる段階から審査を進められる物件もあります。
まずは、海外からの審査に対応している物件に絞って探すことが、お部屋探しをスムーズに進める第一歩です。
2.内見前に入居審査を進める
物件によっては、実際に内見をする前でも入居申し込みや審査を進められる場合があります。
先に審査を進めておくことで、来日後に一から手続きを始めるよりも、契約や入居までの時間を短縮しやすくなります。
海外から申し込む場合は、写真や間取り図だけでなく、オンライン内見や室内動画、周辺環境の情報なども確認しながら判断すると安心です。
ただし、審査方法や必要書類は物件ごとに異なります。申し込み前に、不動産会社へ確認しておきましょう。
3.先行申込で物件を確保する
まだ前の入居者が住んでいる物件では、退去後でなければ室内を内見できないことがあります。
このような場合に利用されるのが、先行申込です。
先行申込とは、内見ができるようになる前に申し込みを行い、物件の審査や確保を進める方法です。人気物件を早めに押さえられる可能性がある一方、物件によっては内見後のキャンセルができない場合や、申し込み条件が定められている場合があります。
先行申込を利用する際は、キャンセル条件や契約までの流れを十分に確認することが大切です。
4.希望条件を事前に整理する
物件が出てから条件を考え始めると、判断している間に募集が終了してしまうことがあります。
海外から探す場合は、あらかじめ次のような条件を整理しておきましょう。

希望するエリアや沿線
家賃の上限
入居希望日
間取りや広さ
駅からの距離
絶対に譲れない条件
ある程度妥協できる条件

条件を明確にしておけば、希望に近い物件が見つかったときに、素早く判断できます。
申し込みをしても入居できるとは限りません
物件へ申し込みを行っても、必ず契約できるわけではありません。
賃貸契約では、管理会社や保証会社による入居審査があります。勤務先、収入、在留資格、入居人数などを確認した結果、審査に通らない可能性もあります。
また、審査中に追加書類の提出を求められることもあります。必要な書類を早めに準備し、不動産会社から連絡があった際は速やかに対応することが、スムーズな物件確保につながります。
海外からのお部屋探しはスピードと事前準備が重要
海外から日本のお部屋を探す場合、来日後の内見だけを前提にすると、希望していた物件を逃してしまう可能性があります。
海外審査に対応している物件を選び、必要に応じて内見前の審査や先行申込を活用することで、選択肢を広げられます。
ただし、申し込み方法やキャンセル条件は物件ごとに異なります。内容を確認したうえで、計画的に進めましょう。

Bridge Roomでは、海外から日本へ引っ越す方のお部屋探しを多言語でサポートしています。
海外から申し込みができる物件のご紹介から、入居審査、オンライン内見、契約手続きまで、お客様の状況に合わせてご案内します。来日予定日や希望条件が決まっている方は、早めにご相談ください。
宅地建物取引士:山田 泰地